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第2回不安障害と生きる

2025年12月

不安障害を抱えていらっしゃるAさん(匿名)にインタビューをさせていただきました。

私が1番最初に掲載した、子どもの事を書いた記事を読んでメールをくださったAさん。

HPに掲載したことで、反応をいただけてとても嬉しかったです。

不安障害だと最初に意識し始めたのは、中学2年生の時。

血の気の多い父親と兄の殴り合いの喧嘩を見て、小学生の頃に恐怖を覚えたのを今でも強く思い出します。

小さな時の自分では、その恐怖にはただ耐えるしかできませんでした。

もともと性格は内向的。

そんな性格も相まってか、大きくなるにつれて学校生活がうまくできないと感じるようになっていきました。

 

学生時代は、今の上市総合病院の前身である上市厚生病院に行きました。

2週間精神が不安定になり、学校を休んだこともあります。

高校生活も、部活がついていけず、休みがちの日々。

どうしようもなくなって、ぐれた時期もありました。

 

手帳を申請したのは3年から4年ほど前です。

もともと通院していた病院があったので、そちらの主治医と相談して取得することに。

取得しようと思ったきっかけは、生活環境の大きな変化が影響しています。

 

現在は薬を服用しながら生活しています。

就寝前と昼に飲んでおり、飲んでいない期間がちょっとでも空いたら落ち着かない気持ちになります。

体が薬になれてしまっているためか、不安障害があるからかはわかりません。

薬を服用しないと、イライラしがちになり気分の波が出てきます。

生活環境の大きな変化によって、パニック障害が出た時期がありました。 

家を片付けている時に思い出がばーっとでてきて、自然とこのままでは無理だと思って、救急車を呼んでことがあります。

パニック障害は、これまでの不安障害での症状とは別でした。

気分が沈みがちの時は体がだるく、眠気があることが多いです。

 

家族に不安障害のことは話しました。

見た目は普通のため、普通の人として接しられているように感じます。

不安障害の症状については、わかりきれていないのだろうなと感じていますが、話は受け止めてくれるのでありがたいです。

 

もともと精神的に強くないのがありますが、幼少期の暴力がやっぱり不安障害に大きく影響しているのではないかと思っています。

自分の中で度々、幼少期の影響で口が悪くなることがありました。

過去のトラウマからも口汚い言葉が出てきます。

そんな自分に嫌になることもありますが、そんな自分を見つめなおすにも、手帳を取得した意味がありました。

このまま沈んでいてはだめだ。

そのように思ったからこそ、手帳を取得することで客観的に自分を見つめ、自分の中でちゃんと自分の人生と向き合わないといけないと決心しました。
手帳を取得し、自分を見つめなおす時間が多くなりよかったです。

 

手帳の取得は、上市町役場の福祉課で相談したところ、相談員を紹介されました。

相談員は魚津で自立支援の仕事をされている方です。

自分は調子が悪い時は動くことができなくて寝ていますが、活動している時は普通の人に見えます。

身の回りのことも普通にできるので、あまり深刻な相談にはならず、何かあったらまた言ってくださいと声をかけられました。

相談員の方から普通に見えているならよかったなと感じました。

 

父親からの性格を受け継いだのか、とことんやりすぎてしまう性格です。

普通の人はそこそこでやり過ごすことを、のめり込み、やりすぎる影響で疲れてぐったりしてしまいます。

学生時代の部活で特にのめり込みすぎてしまって、疲労がたまっていました。

 

生活環境の大きな変化の少し前に父親が亡くなり、そこからの復帰が大変でした。

以前やっていた仕事は今の仕事とは異なるもので、まったく合わないなと感じながら働く日々。

上市町にある就労支援施設に転職しようとしましたが、うまくいかず落ちてしまいました。

それならば自分自身が好きなことをやろうと思い、起業を決意。

見習いからはじめ、徐々にステップアップしていきました。

以前一軒家のローンにより無理やり仕事をした関係で、心臓を悪くしてしまい反省。

不安障害がひどくなって仕事が長続きしないこともありましたが、今は自分がやりたいことをやれているので、充実しています。

 

上市町のことは好きです。

昔はなんとなく、あまり好きじゃありませんでした。

自分が若かったため、大事なところが見えていなかったからでしょう。

ずっと上市にいますし、愛着があります。

ごはんがおいしいのが何よりですね。

パルのスーパーをよく利用しているので、一時期スーパーがなかった時期は大変でした。

今は上市総合の精神科を受診しています。

 

上市町は年配の方、情に厚い方が多いなと感じています。

議会に対する関心が自分は高いほうで、若い人が議会に入るのは、年配の方ばかりだと隔たってしまうので、いいことですよね。

NET3の中継で議会の様子も、時々目にしています。

 

自分を見つめなおすことで、今はだいぶん症状も落ち着いて安定している状態なので、このままの状態を維持できればと感じています。

何か自分で力になれることがあれば、社会貢献したいなと前々から考えていました。

私自身は自分の病気のことは平気なのですが、家族に心配かけたくないのと、他者が心配するのを申し訳なく思う自分がいて、今回は匿名を希望しました。

病気とは縁のない健常者の方からはまだまだ理解がない世の中だと感じていて、誰もが生きやすい社会になればいいなと思います。



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以上Aさんからのインタビューでした。

精神的な病気は、特に人から理解がされにくいものではないでしょうか。

鬱は風邪のようなもので、誰もがなる可能性があります。

私自身も気分が落ち込み、しばらく家に引きこもっていた時期や、家庭内での喧嘩が頻発していた時期は、逃避するのに精一杯でした。

自分自信を見つめなおす時間を意識的に私自身もとりたいなと感じたインタビューでした。

Aさんありがとうございました。

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